ピルに対するQ&A

安心してピルを服用するために不安なことや疑問に思ったことについて

診察される女性低用量ピル、アフターピルに関わらずピルに対する不安や疑問の声とそれに対しての私自身の回答をまとめました。

低用量ピルであればほぼ毎日飲むものですし、アフターピルであれな「妊娠」とう女性の人生を決めかねない出来事ですので、ちゃんと内容を知り、不安や疑問をなくすお手伝いができればと思い作ってみました。

目次

Q1.ピルを飲むと太るってホント?

Q2.ピルって保険適用外?実際にはどれくらいかかる?

Q3.生理周期をピルでずらせるってホント?

Q4.生理周期をずらしたいけどピル以外では無理ってホント?

Q5.ピルを飲み続けると不妊症になるってホント?

Q6.低用量ピルは毎日飲まないといけないって聞いたけどホント?

Q7.病院以外でもピルが買えるってホント?

Q8.低用量ピルを飲むと生理痛が軽くなるってホント?

Q9.ピルを飲んでいても妊娠することもある?

Q10.毎日飲まないといけないピルを飲み忘れた時はどうすれば?

Q11.妊娠を望まないのであればずっと飲んでいても大丈夫?

Q12.ピルの服用中はお酒やタバコをとっても大丈夫ですか?

Q13.持病がありますがピルを飲んでも大丈夫?

Q14.休薬期間中も普通に中出しセックスしても妊娠しない?

Q15.ピルの服用により生死にまで影響を与えることはありますか?

Q16.毎日飲むピルは同じ時間に飲まないとダメ?

Q17.低用量ピルもアフターピルもいろいろな種類があるけど、効果も違うの?

Q18.ピルをずっと飲んでいて、その後妊娠したとしても赤ちゃんに悪影響があるってホント?

Q19.アフターピルはいつ飲めばいいですか?

Q20. アフターピルを飲んだ後に吐き気を抑えられずに戻してしまいました、避妊効果に影響はありませんか?

Q21. 毎回のセックスたびにアフターピルで避妊しても大丈夫?

Q1.ピルを飲むと太るってホント?

答えは『いいえ』です。

ナースでは、なぜこのような話がよく聞くのでしょうか?

その答えは、低用量ピルを飲んでいる間は体が妊娠している状態となるため、体に栄養や水分を溜めようと働いてしまうからです。

その結果、食欲が増え、食事などを多く摂ることで太ってしまう方が増えてしまい、このような話になったと考えられます。

そのため、低用量ピルを飲み始めた後は間食や食べ過ぎには気をつけましょう。

Q2.ピルって保険適用外?実際にはどれくらいかかる?

答えは『場合による』です。

女医基本的には避妊目的であれば、保険適用はされません。

ただし、月経困難症の治療目的であれば保険適用されることが多いです。

症状やクリニックによって、一概にこうだ、とは言えない部分があるので病院に通われている方は窓口や担当医に思い切って確認してみましょう。

Q3.生理周期をピルでずらせるってホント?

答えは『ずらせる』です。

ナース中用量ピルを用いて調整することが多いですが、低用量ピルでも可能です(一相性のほうが楽です)。

生理日を調子するためには予定日よりも早くする、又は遅くする、という2つの調整方法があります。服用するピルのお種類によって、飲み方が変わってくるので合わせる必要があります。

Q4.生理周期をずらしたいけどピル以外では無理ってホント?

答えは『可能』です。

女医ピルが最も確実に生理周期を調整できますが、ピルを飲みたくない方もいらっしゃると思います。そんな方は「大豆製品」を多く摂ることです。大豆に含まれるイソフラボンという成分は女性ホルモンに似た働きをします。このイソフラボンを大豆製品を通して摂取することで生理を遅らせることできる、と言われています。

もっとも、過剰摂取は体に悪影響を与えることもあるため注意しましょう。

1日に目安としては、納豆であれば1パック、豆腐であれば半丁程度と言われています。

Q5.ピルを飲み続けると不妊症になるってホント?

答えは『いいえ』です。

ナースピルの服用により不妊症になるということはありません。服用をやめたあとは自然の生理が再開し、妊娠できる体へと戻ります。

一部では不妊治療に使われていることもあるくらいです。

Q6.低用量ピルは毎日飲まないといけないって聞いたけどホント?

答えは『ピルによる』です。

女医病院でも処方されることの多いトリキュラーなどの低用量ピルであれば21日間は毎日飲む必要がありますが、その後の7日は薬を飲まなくてもよい休薬期間があります。

薬を飲む習慣を忘れないために偽薬を飲むという方は多くおられます。ミニピルと呼ばれる種類のものは休薬期間がなく、毎日飲み続ける必要があります。

少なくとも、成分を含んだピルを飲んでいる間は毎日飲まないと避妊効果が落ちてしまうので、毎日飲むことをおすすめします。

Q7.病院以外でもピルが買えるってホント?

答えは『はい』です。

ナース基本的には病院やクリニックで処方してもらうことが大半です。しかし、様々な理由から病院に通えない、通いたくない、という方たちのためにインターネット通販で購入することができます。

海外医薬品の個人輸入代行サイトがそれにあたります。病院と異なり、家から簡単に注文できる上に処方箋なども不要でまとまった量を購入できます。

他人に産婦人科に通っている所を見られたくない、通院の時間と費用が惜しい、という方がよく利用されています。わたしも処方される薬が同じになってからは通販の利用が多くなりました。

Q8.低用量ピルを飲むと生理痛が軽くなるってホント?

答えは『はい』です。

女医低用量ピルには生理痛の軽減や出血量の減少、生理周期の安定、生理前のイライラ感の減少などの効果あります。服用している方、すべてに効果があるとは言い切れませんが多くの方がこの効果を実感しています。

Q9.ピルを飲んでいても妊娠することもある?

答えは『はい』です。

ナースアフターピルであれば、正しく服用しても避妊の成功率は80%前後と言われていますし、99%以上の避妊成功率を誇る低用量ピルも正しく服用しないと妊娠の可能性はあります。

アフターピルであれば性行為後できるだけ早く服用することで成功率は上がりますし、低用量ピルであれば毎日正しく服用することでほぼ完全な避妊効果を発揮してくれます。

アフターピルであれ、低用量ピルであれ用法用量に従って飲みましょう。

Q10.毎日飲まないといけないピルを飲み忘れた時はどうすれば?

女医いつもの服用時間から12時間が過ぎていなければ思い出したその時に飲んでください。

残りの分はいつも通りの時間にまた飲むようにしてください。このタイミングの時のみ1日に2錠飲むことになりますが問題ありません。

いつもの服用時間から12時間以上24時間以内の遅れであれば、思い出したタイミングで飲んでください。残りの分はいつも通りの時間に飲むようにしてください。

この場合も1日に2錠飲むことになります。ただし、12時間以内の場合とは異なり、妊娠の可能性が上がってしまうため、コンドームなど別の避妊方法を用意する、又は性行為そのものを控えるといった対策を立てた方が良いでしょう。

24時間以上経ってしまった場合は服用を中止してください。服用中止すると数日後に生理が始まりますので、その生理が始まった日からまた新しいシートを飲むようにしましょう。

ただし、月経困難症などの治療で飲んでいる場合は気がついた時点で今後の対応を担当のお医者さんに確認するようにしましょう。

Q11.妊娠を望まないのであればずっと飲んでいても大丈夫?

答えは『はい』です。

ナース避妊や生理痛の軽減目的が続いている限りはピルを飲み続けていても大丈夫です。

大半の女性は服用を停止した後は半年以内には正常の生理が再開します。もし、自然な生理が再開しない場合はお医者さんに相談したほうが良いでしょう。

Q12.ピルの服用中はお酒やタバコをとっても大丈夫ですか?

答えは『タバコはいいえ、お酒ははい』です。

女医ピルの服用中に喫煙をすると血栓症になる確率を高めてしまうためにおすすめできません。特に1日に15本以上吸われる方はピルを飲んではいけないとされています。

お酒に関してはピルの主成分である女性ホルモンはアルコールの影響を受けない、と言われているので基本的には問題ありません。

ただ、お酒に酔ってピルを飲んだ後で吐いてしまう、ということは避けるようにしましょう。また、酔い過ぎてピルを飲み忘れてしまう、ということにならないようにも気をつけましょう。

Q13.持病がありますがピルを飲んでも大丈夫?

答えは『病気による』です。

ナース子宮頸がんや乳がんなど女性ホルモンに関連する病気の疑いがある、すでにかかっている方は服用することはできません。他にもピルには血液を固めやすくする作用があることから、高血圧や血栓症など血管に負担をかける病気の疑いがある方や既にかかっている方も服用できません。

病気ではありませんが、妊娠中や産後6週間以内、授乳中の方も血栓症のおそれがあるため、服用してはいけません。

病気によっては思いもよらない悪影響を及ぼす場合があるので、持病をお持ちの方は前もって医師へ相談することをおすすめします。何かがあってからでは遅いですからね。

Q14.休薬期間中も普通に中出しセックスしても妊娠しない?

答えは『はい』です。

女医厳密には次の周期のシートを正しく飲むことができていれば、です。逆に次の周期にピルを飲まなかった、飲むのを忘れてしまった場合は妊娠する可能性は大いにあります。

休薬期間中の妊娠に関しては次の周期のピル服用が大きなカギとなっていることを覚えておくと良いでしょう。

Q15.ピルの服用により生死にまで影響を与えることはありますか?

答えは残念ながら『はい』です。

ナース海外での研究結果ですが、低用量ピルを服用している人としていない人では静脈血栓症の発症リスクが高く、最悪、死に至ることもある、という研究結果が出ています。静脈血栓症による死亡率は約1%、低用量ピル服用中の死亡率は10万人のうち1人と言われており、非常に低い確率ではありますが、100%安全だとは言い切れません。

そのため、血栓症の症状によく見られる、激しい腹痛や胸痛、頭痛、舌のもつれ、意識障害、頻繁の浮腫、視野の異常(狭くなる)、などの異常があれば、すぐに近くのお医者さんに相談するようにしましょう。

その他にも定期検診や血液検査などを受けることも予防に繋がります。

Q16.毎日飲むピルは同じ時間に飲まないとダメ?

答えは『はい』です。

女医基本的には24時間毎に飲むお薬なので、時間は自由に決めても大丈夫ですが、その時間の前後で飲み続けてください。朝食後や就寝前など、個人のライフスタイルによって飲む時間も人それぞれです。とにかく、飲み忘れが起こりにくくなる時間を選ぶことが非常に大切です。

初めて、低用量ピルを飲まれる方は開始する前に毎日飲む時間を決めておくことをおすすめします。

多少のズレはそれほど問題ありませんが、低用量ピルであれば24時間以上、ミニピルであれば3時間以上飲み忘れた場合はピルの効果が下がるため、注意しましょう。

Q17.低用量ピルもアフターピルもいろいろな種類があるけど、効果も違うの?

答えは『いいえ』です。

ナース低用量ピルとアフターピル、両方に言えることですが用法用量が異なるものはありますが、作用や効果そのものは変わりません。

個人やピルの種類によって副作用の出方や症状の重さが異なる場合はありますが、副作用で現れる種類も決まっています。

Q18.ピルをずっと飲んでいて、その後妊娠したとしても赤ちゃんに悪影響があるってホント?

答えは『いいえ』です。

女医仮に妊娠中に誤って飲んだとしても影響は無い、と言われています。

Q5にもあるように低用量ピルは不妊治療に使われることもあるくらいで、催奇性もありません。ご安心ください。

ただ、妊娠中のピルの服用は推奨されていませんので、妊娠がハッキリしているのであれば服用はしないほうがいいでしょう。

Q19.アフターピルはいつ飲めばいいですか?

答えは『可能な限り早いほうがいい』です。

ナースアフターピルは性行為後72時間(3日)以内であれば効果があると言われていますが、飲むまでの時間が早ければ早いほど避妊の成功率はあがります。

そのため、危険な行為があった場合はすぐに服用する方が良いでしょう。

72時間を経過するといきなりゼロになるわけではありませんが徐々に避妊効果は下がってしまいます。

Q20. アフターピルを飲んだ後に吐き気を抑えられずに戻してしまいました、避妊効果に影響はありませんか?

答えは『服用からの嘔吐までの経過時間による』です。

女医アフターピルの副作用に嘔吐感があり、この副作用のために実際に戻してしまう方は少なくありません。

では、アフターピルを飲んだあとの避妊効果に関してですが、2時間以上経過していれば体内にアフターピルの成分が吸収されているため、問題ありません。

これが2時間以内であれば吸収される前にアフターピルが体外に排出されてしまうため、避妊効果がなくなってしまいます。この場合は再度服用する必要があります。

この副作用対策として吐き止めの薬や酔い止め(乗り物酔い)対策のお薬を同時に飲むことが有効です。これらの薬は病院でなく、市販されているお薬でも十分な効果を得ることができます。

Q21. 毎回のセックスたびにアフターピルで避妊しても大丈夫?

答えは『いいえ』です。

ナース確かにアフターピルの服用による生死に関わるような重篤なものはありません。

しかし、アフターピルは体内のホルモンバランスを急激に変えるので、そのホルモンバランスの乱れによる体調不良の可能性は十分にあります。

あくまでアフターピルは緊急時とし、普段は低用量ピルやコンドームなどによる避妊を行いましょう。